こんにちは。
世界一わかりやすいサロン英会話です。
開店や閉店については、日本語でも「オープン」、「クローズ」といった言い方が定着していますが、英語でも”open”、”close”をそのまま使うことができます。
そして、お店の営業については、次のようにいろいろな形で質問されることがありますよね。
「何時に開店しますか?」
「営業時間を教えてください」
「定休日はいつですか?」
実は英語では、「営業時間」や「定休日」という単語を知らなくても、”open”と”close”を使って簡単に答えることができてしまいます。
今日は、この”open”、”close”2つの正しい使い方をお伝えしたいと思います。
サロンでも何かと出番の多い表現ですので、この機会にスッキリと覚えてしまいましょう!
“open”を使った営業時間、開店時間の言い方
まず、”open”には二つの使い方があります。
1.動詞としての”open”→開店する (動作)
2.形容詞としての”open”→開いている(状態)
この点を混同してしまうと、答え方があやふやになってしまうので、違いを理解しながらひとつずつ見ていきましょう!
動詞の”open”を使う場合
“When(what time) do you open?”
「何時に開店しますか?」
という質問に対して答える時は、「開ける」という動作を表す動詞の”open”を使って次のように言います。
① “We open at 11am.”
「(私たちは)11時に開店します。」
質問の中にある”you”はここでは、「あなたのお店」を指します。
そして、日本語では主語を省略して「11時に開店します」とだけ言えますが、英語では省略することができません。
必ず「誰が」開店するのかをきちんと伝えましょう。
形容詞の”open”を使う場合
“When are you open?”
「いつ開いていますか?」
“What are your opening hours?”
「営業時間はいつですか?」
のように聞かれた場合には、「開いている」状態を表す形容詞の”open”を使います。
② “We are open from 11am to 8pm.”
「午前11時から午後8時まで営業しています。」
どちらも”open”を使っていますが、①は開店する時間だけに、②は開いている時間、つまり営業時間に焦点を当てた質問と答えになっていますね。
違いがおわかりいただけましたでしょうか?
時間を言うときに一緒に使う言葉
せっかくですので、「時間の表し方」も一緒にお伝えしちゃいますね。
①の中に出てくる”at”や、②の”from~to”などの言葉を前置詞と言います。
日本語の「〜に」「〜から」のような助詞に近い働きをします。(全く同じものではありません)
英語で時間を言う時は、この前置詞を一緒に使うという決まりごとがあります。
「〜時まで」「〜時に」「〜時から」
と意味によって使う前置詞も変わります。
今日は例文の中で出てきた”at”、”from~to”を取り上げてみたいと思います。
あまり難しく考えずに、それぞれの言葉が持つ「イメージ」がなんとなくわかっていただければOKですので、さら〜っとお読みくださいね。
一点をあらわす [at]
“at”は「流れる時間の中のある一点」を表します。
「○時に」や「○時○分に」と特定の時間を指す時に使われます。
上の①の文章の「開店する」という動作は、11時という瞬間に行われますので、”at”が使われるというわけです。
始まりと終わりをあらわす [from~t0~]
“from~to~”は日本語にすると、始まりと終わりを表す「〜から〜まで」と置き換えられます。
②の文章では「営業が11時に始まって、8時に終わる」ことを表しています。
これは
“from Monday to Friday”(月曜から金曜まで)
や
“from January to March”(1月から3月まで)
のように曜日にや月、または日にちにも使うことができますので、あわせて覚えてみてくださいね。
閉店を表す”Close”と”Closed”の違いに注意
次に「閉店」の表現についてですが、”open”よりちょっと複雑ですので、注意が必要です。
1.動詞としての”close”→閉店する (動作)
2.形容詞としての”closed”→閉まっている(状態)
1のように動詞としての使い方は”open”と同じです。
“When do you close?”
「何時に閉店しますか?」
→ “We close at 8pm.”
「8時に閉店します。」
気をつけなければいけないのは、「閉まっている状態」として使う時です。
“We are closed.”
このように最後に”d”がつきます。
実は、”close”という形容詞も別にあるのですが、こちらは(クロース)と発音も違えば「近い、親しい」と意味も異なります。
ここで間違えて”close”を使ってしまうと意味不明な文脈になってしまいますので、注意が必要です。
また、営業時間を伝える時には、先ほどの例文のように
“We are open from 11am to 8pm.”
開いている時間に焦点をあてるのが通常で、わざわざ「夜9時から翌日11時までは閉まっています」とは言いませんよね。
この”closed”は営業時間より、主に定休日の方で使われますので、次の項目で詳しい使い方を見ていきましょう。
定休日の英語表現
定休日を尋ねる時は、
“When are you closed?”
「いつ閉まっていますか?=いつお休みですか?」
と言います。
先ほど出てきた”closed”が使われていますね。
答え方としては、
“We are closed on Monday.”
「月曜日が定休日です。」
となります。
時間を表す時は”at”を使いましたが、曜日や日付の場合は”on“に変わります。
“on”は「くっついている・固定されている」イメージを持つ前置詞です。
この場合だと、「お休みの日が特定の曜日に固定されている」いう風に考えるとわかりやすいでしょうか。
そして、この”closed”は、定休日以外に臨時休業日にも使うことができます。
が、ここでもひとつ注意事項があります。(今日は多くてごめんなさい^^;)
案内する時点では休みの日は未来ということになります。
その場合は”are”の部分を未来を表す言葉”will be”に変えないといけません。
We will be closed on July 10th.
「7月10日は休業いたします。」
We will be closed from December 30th to January 3rd.
「12月30日から1月3日まで休業いたします。」
こちらも先ほどの”from~to”が使えますね。
サロンのお休みのスケジュールに合わせてぜひ使ってみてください。
まとめ
今回は少しボリュームがありましたね^^;
ここで、一度おさらいをしましょう。
1. “Open”は「開店する(動作)」、「開店している(状態)」両方で使うことができる。
2.”Close”は「閉店する(動作)」のみ。「閉店している」状態は”closed”に変わる。
3. 「〜時に」は”at”/ 「〜日に」は”on”を使う。
4. “from~to”は時間、曜日、日にちすべてに使える。
これらの表現は、口頭でのご案内以外にもホームページやポップの表記にも使えますので、覚えておくととても便利です。
そうそう、閉店中ですよ〜と示す看板をつける時は、 必ず“CLOSED”にしてくださいね。
“CLOSE”としてしまうと、動詞”close”の命令形「閉めろ!」と意味になってしまいますので…
看板つけられている方は一度確認してみてくださいね^^
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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