こんにちは。
世界一わかりやすいサロン英会話です。
日本語では、尊敬語、謙譲語、丁寧語と、場面によって言葉を使い分けるのが一般的ですね。
正確に使い分けるのは、日本人にとってもなかなか難しいものです。
では英語の場合ではどうでしょうか?
「英語でお客様と話す時と、友達や家族と話す時では違いはあるの?」
と思ったことはありませんか?
今日は、接客英会話と日常英会話の違いについてお伝えしたいと思います。
「知らず知らずに失礼な言い方をしてしまっているかも!?」
と心配に思われている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
英語に敬語や丁寧な表現はあるの?
まず、そもそも英語にも敬語や丁寧語があるのかどうか?
についてですが、答えはズバリ「はい!」です。
日本語ほど複雑ではありませんが、目上の人と話す時やフォーマルな場所では、やはり丁寧な表現が使われます。
なので、セラピストやエステティシャンがお客様に対応する時も、もちろん丁寧な表現を使う方が好まれます。
と言っても、どんな言い方が丁寧なのか、そうでないのか判断するのが難しいですよね。
次に具体的な例文を使って、違いを説明していきます。
丁寧ではない英語例
例えば、相手にお名前をたずねるとしましょう。
次の表現は相手にどんな印象を与えるでしょうか?
“Who are you?”
「あなたは誰ですか?」
なんらおかしなところはなさそうですよね。
文法的にも正しいです。
ですが、実はこれ、相手に失礼な印象を与えてしまうNG表現なのです。
イメージとしては、不審な人を見かけた時に、咄嗟に「あなた誰!?」と聞くような場合に使う表現です。
接客、フォーマルな場面では絶対に使わないよう注意しましょうね!
では、こちらはどうでしょうか?
“What is your name?”
「あなたの名前は何ですか?/ お名前は?」
こちらも文法的にも正しいですし、ごく一般的なフレーズです。
ただ、お客様や仕事で初めて会う人、目上の人に使うにはイマイチな表現です。
イメージとしては、上の訳語のようにカジュアルな場で使うにはOKといったところです。
日本語に当てはめてみるとイメージが湧きやすいかもしれません。
予約したお店などでは普通、「お名前をいただけますか?」と聞かれますよね。
「名前なんて言うの?」とは聞かれないはずです。
言語が変わっても、コミュニケーションという観点では共通するものがあるのですね。
それでは、どうしたら丁寧な印象を与える言い方ができるのでしょうか?
丁寧な印象を与える英語例
フォーマルな場面で、相手に失礼な印象を与えない表現としては、
“May I have(ask) your name?”
「お名前をうかがってもよろしいですか?」
このような言い方が一般的です。
“who”や”what is”の代わりに、”May I have(ask)”を持ってくると、いわゆる「タメ口」から「敬語」に変身します。
この頭についている”May”という言葉は「〜して良い」という許可の意味を表します。
したがって、”May I~?”とすると、「私が〜にしても良いですか(許してくれますか)?」という意味になるのですね。
後に続く”have”は、”ask”に置き換えることもできます。
ここは、「お名前をいただけますか?」「お名前を伺ってもよろしいですか?」
ぐらいの違いと思っていただければ良いでしょう。
その他の丁寧な表現
“May”が「自分」を主体にする場合に使うのに対し、「相手に」何か行動をお願いしたり、勧めたりする場合には”could”や”would”が使われます。
“Could you open the window?”
(窓を開けていただけますか?)
“Would you like some coffee?”
(コーヒーはいかがですか?)
“could”や”would”がつくことで、
「教えて?」、「コーヒー飲む?」といった表現が丁寧な言葉遣いに変化します。
海外に行かれた時など、ホテルスタッフの方やお店の店員さんが話す英語に注目してみてください。
こういった言葉遣いが頻繁に聞こえてくるはずです。
表現もそうですが、話す時のトーン、イントネーションなどもぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
このように英語にも「丁寧な」表現があり、場面によって使われる言葉や文章の形も変わります。
日本語でもそうですが、状況によって適切な使い分けができないと、相手に「上から目線」・「失礼」と判断されてしまう恐れがあります。
接客など仕事の場面で英語を使う際には、特に気をつけたいですね。
日本には「おもてなし」の文化があり、サービスのクオリティもすばらしいものです。
さらに、英語での丁寧な言葉遣いも使いこなすことができれば、もう言うことなしです。
《技術もサービスもすばらしく、英語までちゃんと話せる。》
そんなセラピストさんやエステティシャンの方がたくさん増えることを願って、これからも接客英会話に役立つ情報をお届けしていきますね^^
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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